歯の構造 ・・・ 歯科大図館

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歯の構造

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■エナメル質

歯の歯冠の最表層にある、生体で最も硬い硬組織無機質は大部分がリン酸カルシウムの結晶である。

他に、炭酸や、約四十種類の微少元素が含まれる。

■象牙質

主体をなす硬組織である。エナメル質より柔らかい。

象牙質全体を象牙細管という管が走っている。

これは、象牙芽細胞の突起を中に含んでおり、象牙質の形成並びに形成後の維持を行う。

■セメント質

歯根部象牙質外表を覆う硬組織のことで(無機質約60%、有機物25%、 水15%)から出来ている。

■歯肉

一般的に「歯ぐき」のこと。

専門的には、口腔(こうくう)粘膜の一部で歯の周囲を取り囲み、骨(がくこつ)の歯槽突起の骨膜に強固に付着し歯槽骨を保護する。

■歯肉溝

エナメル質と歯肉の境目にある溝を指す。健康な歯周溝の場合、2mm以内である。

歯肉が病的に腫れ、歯肉溝が深くなったものを歯肉ポケットあるいは仮性ポケットという。

またポケット底部が歯根側に移動することにより深くなったものを歯周ポケットあるいは真性ポケットとよぶ。

■エナ歯槽骨

顎骨の骨体部と歯牙を結ぶ骨で歯槽突起とも言う。

歯槽骨は、固有歯槽骨と支持歯槽骨とに分けられる。

人体の場合、解剖学的に独立した骨体ではない。

歯槽骨の「歯槽」とは、歯を入れ置く槽という意味を持つ。

■歯根膜

歯槽骨に歯を植立する懸架組織。歯周靭帯とも呼ばれる。

その主な構成要素はコラーゲンの太い束からなる歯根膜線維であり、 タイプIII型コラーゲンを少量に含むタイプI型コラーゲンを主成分とする。

弾性線維はないとされている。

■歯根

歯の下部の歯槽骨の中に入っている部分。

歯根の表面からセメント質、象牙質、根管という構造になっている。

歯根と歯槽骨の間には、歯根膜という繊維状の組織がありクッションに なっている。

■歯冠

歯は、歯冠と歯根の部分があり歯の歯肉から上に出ている部分が「歯冠」で歯ぐきに埋まっている歯の部分は「歯根」と呼ばれる。


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